アルゼンチンの珍事 第6回
いよいよリーグ戦も折り返しとなりました。
順位は、1位をキープしています。 優勝をすれば7年ぶりとなるそうです。
毎回、先発メンバー、ベンチ入りメンバーは試合当日に発表されます。
この日は、ホームでの試合。 控え室にはいりメンバー発表が監督からされます。 (毎回この時間は緊張しました ・・・)
最近は調子も良くなってきているので、期待していたところ 左サイドハーフ 背番号10番を渡され先発出場。
結果は4対0で勝利し、1ゴール・1アシストすることができ、まだ ファーストコントロールや少ないタッチ数での速いパス回しに課題は残りましたが、満足いく内容でした。
翌週になり、今回はアウェーでの試合。 同じように控え室にはいりメンバー発表を待ちます。
先発メンバー、ベンチ入りメンバーの名前が呼ばれましたがその中に私の名前はありません
でした。その後監督と話し、ベンチ入りできなかった理由を尋ねると、まだ アルゼンチンのアウェーで戦う気持ち・体が出来ていないとの事でした。 ここアルゼンチンでのアウェー戦は、いつ喧嘩になってもおかしくない試合となり激しさも増します。
スタンドから観戦していたのですが、あきらかに相手のファールとみえるタックルでも審判は笛を吹くことはありませんし、ホーム有利な笛を吹きます。 確かに今のフィジカルでは、骨の1本・2本覚悟しなければと恐ろしくなったのを覚えています。
試合後は、バスに石を投げられ逃げるように会場をあとにしました。
この日から、食事・フィジカルトレーニングで筋力を上げ、練習中から激しくぶつかり、気持ちも鍛えていき、アウェー戦でも出場できるようになりました。
半年ほど経ったこの頃になると、町を歩いていると、あっ セサリーニの選手だよね? と話しかけられることもあれば、 あっ日本人だと 小学生ぐらいの子供に石を投げられることもまだ ありました。 投げられたその石も、野球を知らない国なのに素晴らしい精度で飛んでくるなといつも感心していました。
日本に電話をかけるために中心地行きのバスに乗るのですが、ロサリオにはバス停がなく、来るバスの数字をみて行きたい路線のバスが来たら手をサッとあげバスを止めます。 時刻表も無いので2分で来る時もあれば30分待たなければいけないことも...
バスを降りるときも、近くにあるヒモを引きおりる意思表示をします。 バス停が無いために、おりたい場所の1ブロック手前でヒモを引かなければなりません。 初めて1人でバスにのり中心地に向かった時には、どこも同じような景色に見えなかなかヒモを引けずにどこまでも行ってしまい、ヒモを引いたときにはみたことも無い場所に立っていました。(結局タクシーで寮に戻りました・・)
いよいよリーグ終盤戦、激しい戦いが続いていきます。



コメント
フィジカルの強さと人当たりのよさは、アルゼンチンで身につけたものなのですね!ひとつ質問ですが、紐を引くとどうなるのですか?音が鳴ったり、旗が揚がったりするのでしょうか?引いた後、その紐は元に戻るのか、気になります(笑)
投稿者: kinho. | Septiembre 11, 2006 03:12 PM
kinho.さん
コメント有難うございます。
確か・・ヒモを引くと、運転手の片手が挙がります。
もちろんヒモも運転手が手を下げれば元に戻ります。
(本当だったら面白いですが、本当はランプが点灯した記憶があります)
投稿者: Renato 森山 | Septiembre 12, 2006 09:58 AM